
帰国したらまず意識したいことが2つあります。
1)正しい学習
言語学習は「読んで・書いて・発言する」の繰り返し。地道で目新しい方法ではありませんが、これが正しい学習方法です。
もちろんこれは英語でコミュニケーションがとれることが大前提にはなります。
2)継続

この正しい学習を継続することです。これだけで間違いなく英語力は向上します。これは間違いありません。
それではどのくらい継続すれば良いか。
人によってはウンザリするかもしれませんが、5年、10年といった割と長いスパンで考える必要があります。当然もちろん自分の優先順位によっては早めに英語学習から離れることも選択肢の一つです。人それぞれに優先順位がありますので良し悪しではありません。しかし英語学習をやめると、当然英語力は次第に落ちていくことを理解しておくことが必要です。
年齢が若ければその分忘れるスピードも早いです。なので出来る限り英語学習を継続させることが好ましいです。
帰国して一番やってはいけないこと
1)子供を責めてはいけない。

子供は環境の変化に適応するのに非常に頑張ります。時には文化の違いに慣れず、友達作りにも苦労することもあります。そうすると英語を極力使わず、日本語にシフトチェンジしようとすることがあります。
帰国したお父様お母様ももちろん大変ですが、まだ精神的にも未熟な子供たちのほうが実は大変なのです。笑っていても強がっていることもあります。そんな大変な時に「なんでこんなことも分からないの?忘れちゃったの?」などと否定してはいけません。
海外ではお友達とコミュニケーションとれてた子が帰国すると思うように言葉が出てこなかったりもします。海外では英語ができてたからといって帰国後何もしないと当然、電光石火のごとく英語を忘れていきます。まずは英語塾を探して英語学習を始めましょう!
2)英語学習のドリル

帰国した忙しい時期に取り敢えず何かしなければ!と思う気持ちはよくわかります。しかしこの時期は非常にデリケートな時期になります。親自身の安心の為にお子様に無理なレベルの宿題を与えると子供は強い拒否反応を示すことがほとんどです。
また市販の英語学習ドリルを強要させても英語力は伸びません。むしろやらせようと思えば思うほど反発してくるものです。子供は自己防衛本能が強いので、理解できないものを続けることを嫌います。
しっかりと自分のレベルに合ったものを読み、話し合い、それを自分の字で書く。これを一途に繰り返すことが成功の秘訣です。漢字ドリルのように単語をドリルすることはかえって英語学習を阻害してしまいます。非常に地味な努力こそが最短の近道になります。